405ブログ

失恋をきっかけにブログ始めました。傷ついた心を回復させるべく色々書く。

【BLUE GIANT】ねぇ、優しさって何だと思う?

漫画が好きです。少年漫画も少女漫画も。オススメされればなんでも読みます。

外出自粛でレンタル漫画が大人気みたいですね。

そこで今日は今私が一番好きな漫画を紹介します!

 

BLUE GIANT

 

BLUE GIANT(1) (ビッグコミックス)

BLUE GIANT(1) (ビッグコミックス)

 

 人気漫画(*'ω'*)

男子高校生がジャズに心打たれ、プロのジャズプレイヤーを目指す話です。

 

あらすじ。

主人公「宮本大」はどこにでもいるような普通の高校生。

ある日聴き始めたジャズに興味を持ち、ライブハウスでのジャズ演奏を目の当たりにして以来、プロのジャズプレイヤーを目指すようになる。

 

楽器はテナーサックス。独学で演奏を学び、毎日毎日河川敷で練習を繰り返す。

どんなに疲れていても練習を休ことはなく、ひたすら河川敷で音を鳴らし続ける。

さまざまな壁にぶつかるが、周りの人たちの支えと大の「世界一のジャズプレイヤーになる」という強い気持ちで乗り越えていく。

 

BLUE GIANTの舞台は仙台。全10巻。現在連載中のBLUE GIANT SUPREMEで舞台はジャズの本場ドイツにうつり世界に進出していく。

というお話です。

 

BLUE GIANTの魅力①

漫画だけど音が聴こえる!?

主人公の大はもともとバスケ部だったこともあり、人並外れた肺活量がありそれによって最大の武器である音量が生まれます。この音量こそが彼の真骨頂ともいえる部分で、粗削りではあるものの人を惹きつける激しさや熱さを感じさせるのです。

 

漫画だから音は聴こえるわけないじゃん?

 

いいえ、違うんです。

聴こえるんですよ。

 

私の頭とか耳がおかしいわけではなく、読んでいると本当に聴こえてくるんです。

いや、まじで。

コマの迫力・演出・描写から音が伝わってくるんです!!

どんな曲なのか、何を吹いているのか全くわかりませんが一コマ一コマから確かに「音」を感じます。

 

ま、かく言う私もアメトークのマンガ大好き芸人を見るまでこの漫画を知らなくて、麒麟の川島さん(だったような?)が、

音が聴こえる!!って言っててそんなわけないじゃーん。って思ってました。

 

疑ってごめん。聴こえました。もとい伝わってきました。

それぐらい臨場感がある漫画なんです。疑ってる方には是非見ていただきたいです。

だけど、ほんとに音出るわけじゃないんで。伝わってこなくてもそれはそれで良き。

 

BLUE GIANTの魅力②

主人公の心の強さ。

主人公の大はとにかく自分に自信あります。

「とにかく俺はできるんだ。やれるんだ。」と信じ抜いて、その信念を突き進んでいくのです。

失敗しても「へでもねえや。」と前向き。落ち込むのではなくその悔しい思いを胸に一層練習に励みます。とても強靭なメンタルの持ち主です。鈍感なの?!って思う時もありますが、そうではないんですよね。自分に自信がある人は強いんです。

 

大の前向きさや強さは読者の心も奮い立たせてくれると思います。

私もその一人です。仕事で悩んでいる時にこの漫画を読んで、不安ばかり考えずに今自分がやれる事をひたすらやるしかない!と思わせてくれました。

 

一人で未知の世界に飛び込み、色んな人と出会い、世界を広げていく大の姿にエネルギーをもらっている読者は多いはず。

「自信」ってすごいパワーになるんですね。「自らを信じる」と書いて自信。

自分のことを心から信じることのできる人間は強いです。

大の強さはたとえ不確かなものでも自分を信じて、ただひたむきに努力してみようと思わせてくれます。

 

BLUE GIANTの魅力③

応援してくれる家族や出会う人達

周りの理解・応援がとにかく厚い!!

まずは家族。母親がいなく決して裕福ではない家庭環境の宮本家ですが、お父さんは大がやりたいということを無条件で応援してくれます。

 

そして大には兄が一人いるのですが、大が持っているサックスを買ってくれたのも実はこのお兄さん。高校卒業して働き始めて最初の初任給からローン組んで大にサックス買ってあげるんです。しかも店で一番いいやつを。若くて遊びたい年頃だっていうのに、なんて弟想いのいいお兄さんなんだ、、泣

 

家族に支えられ世界一のジャズプレイヤーになるため大は成長していきます。

大は日本でもドイツでも様々な人達と出会います。出会う人達は大のサックスを聴くことで、この彼のために何か力になれないかと心動かされます。それだけ大の音には人を惹きつける魅力とパワーがあるんです。

 

中でも私が一番好きなのは、ドイツに行って思ってた以上の孤独を味わう大を救ったクリスとの出会いです。

クリスがまたほんとにいい人なんですよ。とにかく優しい!

大を自分のアパートに泊めてあげたり、
言葉が通じない大の代わりにライブ交渉やお客さん集めをしてあげたり。で、お返しは「ビールおごってくれたらいいよ!」みたいなノリ。
いい人すぎですね。

 

あまりにもいい人すぎて、不思議に思った大は、なんでクリスはそんなにも良くしてくるのか?クリスに尋ねるシーンがあります。

「世界一のジャズプレイヤーになりにきた」という大に対して「いつか世界一になる奴と知り合えたらステキだなって。」思ったから。

 

ってあなたのその発想がステキなんですけど(´・ω・)

 

クリスは大学時代にヨーロッパ旅行にいきました。

その旅行中、、宿泊先の喫煙所でクリスは、「一本くれないか?」と毎日言ってくるおじさんと出会います。クリスはケチで奇妙な奴だなと思いながらもタバコをあげていました。

そんなある時、急な腹痛でクリスは倒れてしまいます。するとそこに、そのおじさんが登場。クリスはおじさんに救われました。

治ってから、そのおじさんへのお礼代わりにタバコを一箱差し出します。

するとそのおじさんはそこからタバコを1本だけ抜き、「ありがとう」と言ったのです。

 

その時クリスは、

「世界はこうやって回ってるんだって…世界はこうして回さなきゃなって…」

と思ったのです。

 

自分も困ってる時に助けてもらった。その時に

「優しさとありがとうで回ってる世界」ってステキ。こうして世界を回していかなきゃと思った。だから大のことを助ける。ステキな動機ですね。

他にもバンド仲間との出会いのシーンなど胸が熱くなるシーンがたくさんあります。

大の真っ直ぐな人柄や想いがあってこそ家族や出会う人達との絆が生まれていくんですね。

 

 

まとめ。

大や周りの人の優しくて真っ直ぐな気持ちにコマの迫力・描写が重なることにより、リアルに読者の心に音や声が響いてくる漫画です。

大人になってからこんなにも熱心になった漫画は初めてです。

早く続きが読みたいと新刊が待ち遠しいなんて子供のころ以来(๑´ㅂ`๑)

 

大人がこんなにも胸を熱くする漫画が存在する日本の文化って素晴らしいですね!!

 

 

ちなみにジャズにも興味を持ち聴いてみてましたが、こちらは全く私ははまらず、、

ジャズとかわかんないしって人のほうが多いと思うけど、

ジャズ好きとか嫌いとかどうでもいいから一回読んでみて!

読まないと人生損するレベル!!

 

 

ってくらいオススメの漫画です♪

 

ありがとうございましたっ!