405ブログ

失恋をきっかけにブログ始めました。傷ついた心を回復させるべく色々書く。

【孤独をたのしむ力】君といた事をなくさないように

失恋してから4ヵ月半。ブログを始めて1週間。新しいことを始めてみたからか、この1週間彼を思い出す頻度が少なくなってきた気がするような、まだまだなような。。でも少しづつ前向きになっているのはたしか!

 

今日は失恋してから読んでみた本について書きたいと思います。普段は小説が多いのですが、失恋してからは自己啓発的な本を何冊か読みました。今日はその中の一冊を紹介します。

 

午堂登紀雄さん著『人生の「質」を上げる 孤独をたのしむ力』

 

失恋して自分自身と向き合って思ったこと。

彼に合わせすぎていた自分がいた。

自分の気持ちよりも彼の気持ちをいつも気にしすぎ不安にかられていたなぁ。と振り返って思います。

嫌われるのが怖かった。独りになるのが怖かった。誰かと付き合ってこんなふうに思ったの初めてでした。

自分のことを人に対して執着心があまりない人間だと思ってたけど、彼と付き合ってそうじゃない自分もいることを知りました。

 

それだけ彼の事が好きだったんだと別れてから改めて実感。好きと執着は別物ですが、好きだからこそ執着って生まれるものだと思います。

彼を失ってしまった後の喪失感はそれはもう果てしなくて、この世界に自分はひとりぼっちだー!とさえ思ってしまうほどでした。友人や家族が沢山支えてくれたのにほんと独りよがりになっちゃってました。馬鹿野郎なやつです。

そんな時ボロボロになった私を見かねた兄から渡された本がこちらです↓

 

人生の「質」を上げる 孤独をたのしむ力

人生の「質」を上げる 孤独をたのしむ力

  • 作者:午堂 登紀雄
  • 発売日: 2017/11/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

午堂登紀雄さん著  人生の「質」を上げる孤独をたのしむ力

 

本書でいう孤独力とは他人との接触を避け、物理的な孤独の状態そのものを愛するような、自閉的な意味ではありません。

孤独力とは、社会の中で人と関わり合いながらも、つねに自分の意思を主軸に置いて、自己責任で生きようとする姿勢のことです。

この姿勢があれば、誰かと一緒でも楽しめるし、ひとりでも楽しめると著者はいいます。したがって、物理的に孤独になったとしても寂しさを感じることがないということです。

そこで本書では、寂しさという意味でのネガティブな孤独ではなく、人間が精神的に成熟するための必須体験としてのポジティブな孤独が紹介されています。

 

「孤独を恐れる」のをやめる

やめられない人 個性が磨かれない。

やめられた人 個性が磨かれ、魅力が増す。

(14ページより)


孤独を恐れる人は自分をよりよく知ることができないもの。なぜならいつも誰かと一緒にいたり誰かとつながっていたりするため、ひとり内省する時間が十分にとれないから。

「将来に希望が持てない」という思いも同じ。自分の得意不得意を認識していないから、何をしていいのかわからず、不安感や絶望感に襲われるのです。しかしひとりで内省すれば、自分の長所も短所も含め、「ありのままの自分」を知ることが可能に。そして自分を知れば知るほど、それを活かす道も見えてくるものでもあります。本来の自分を活かせばより個が輝きそれが自信になり、ますます「ありのままの自分でいいんだ」という確信が持てるようになる。

 

彼と付き合ったことで孤独を恐れるようになり、そして別れてしまったことで自分に自信が持てなくなっていました。別れてから1、2ヵ月は完全に自分を見失ってました(笑)

冷静になれた時に思ったのは、知らないうちに彼に依存していたんだなぁということです。

会うのは月二回くらい、LINEは1日一回、電話はほぼしない感じの付き合い方だったので行動的に依存していたわけではないけど、精神的にすごく依存していたんだなぁと。彼ありきの自分になっていました。

 

恋人を大切にすることは人間として必要なことです。しかし広い視点で考えてみると、恋人とは自分の人生を豊かにする要素の一つでしかなく、それだけが自分の幸せを測るすべてではありません。(本書では恋人ではなく友達と書いてあります)

恋人とは自分の寂しさや弱さを満たす為の存在ではなく、他の要素と合わせることで満たされ幸せを感じる為の生活の一部なのです。

 

この本を読み、彼と付き合っている時の私は自分の意思や気持ちを後回しにし知らないうちに彼に全てを委ねていたんだなぁと思いました。

先にもありますが本書では、自分の意思を主軸に置いて自己責任で生きようとする姿勢が孤独力だと書かれています。

この姿勢があれば失恋しても、縁がなかったんだね。幸せになってね!私も幸せになるよ!!位の気持ちでいられたはず。

彼と別れたからって私が私じゃなくなるわけじゃない!!って思えたはず。

反省や後悔も多いですが、まずは今のありのままの自分を受け止めて、次に進むためにとことん自分と向き合う時間を作ろうと思わせてくれた本でした。

 

最後に。。

他人の目や人とのつながりを気にして、自分にウソをついてまで人付き合いを優先するのではなく、必要な時に、必要な人と、必要な分だけ付き合うのがベストです。

人間関係に妥協しないことが自分を成長させ、人生の質を上げることにつながるのです。

現代社会の中で人間関係に悩んでいる人や、SNSを程よく使いこなせず生きづらさや違和感を抱いている人が本当に大切なものに気づくきっかけになる一冊だと思います。是非読んでみてください(^ ^)

 

ありがとうございましたっ!