【BUMP OF CHICKEN】音符を繋いで盾作ろ!①
10代の頃から好きです。いっ時あんまり聞かなくなった時期もあったけど、やっぱりBUMPに戻ってきました。
元カレと付き合っていた時、私の影響?洗脳?で彼も好きになり2人で出かける時はいつもBUMPを流しライブにも一緒に行きました。なので別れてからしばらくは聴くと涙が止まらなくなりそうでご無沙汰に、、
ですが!最近冷静になってきたことでBUMP復活!!
聴くと感傷的になって思わずウルッとすることもあるけど背中を押してくれる曲が多くて、うん!大丈夫!って前向きな気持ちになれます。
失恋してから聴いて励まされた曲や心に染みたBUMPの曲を紹介します♪
今日はこの曲!!
⚪︎トーチ
7枚目アルバム「RAY」収録曲
作詞・作曲を手掛けているボーカルの藤原基央は、この曲のデモ制作中や1人で弾き語りをする際、泣いてしまい歌えなかったそうです。自分の中で歌詞を消化することができなかったからだそうです。記憶や実体験、経験、感情、現実、非現実が複雑に入り交ざった歌詞だということだと述べています。
タイトルの意味は?
「トーチ/Torch」とは【松明(たいまつ)】を意味する単語です。たいまつは木切れの先端などに火を灯し、手で持てる明かりとして使用されてきました。また、たいまつを固定してかがり火としても使用されました。
トーチをタイトルに選んだ理由は、“暗闇の中で自分の足元を照らす光”というたいまつの特性から選んだものだと思われます。また自分の歩いてきた道にかがり火が灯っているという目印の意味もあるのかなと。
トーチに火をつけ自分の進みたい道をその火で照らしながら少しずつ前へ進んでいく
私の中でのタイトルの解釈はこれですかね。
では歌詞を少しみていきましょう!
特に心に響いたフレーズを紹介していきます。
ワンルームの部屋で…
出せない悲鳴が真夜中騒いで 四角い部屋で迷子になったら(Aメロ)
失恋直後、まさにこの状態でした(笑)
この曲の主人公は「何か」辛い出来事に遭遇し、気丈に振舞ってはいるものの心の中では辛くてしかたなく、自分の部屋の中で後悔や悲しみの念に飲まれている状態だと思います。
ワンルームの部屋で一人で泣いたり呆然としたりを繰り返していると、彼に言いたかった事や後悔がどんどん生まれてきて叫びたい衝動に何度も駆られました。叫びはしませんでしたが(笑)苦しみを抱えているこの曲の主人公の心情が、失恋直後の自分に重なりました。
時間は止まらない
震える足でも進めるように 自動的に空が転がるように 次々襲いくる普通の日々
飲み込まれないでどうにか繋いでいけるように
(サビ)
君を失ってしまったのが辛くてまだ前を向いて歩いていくのは怖い。
でもそうしている間にも太陽と月は何度も入れ替わり、何事もない普通の日常はやってくるという意味かなと思います。
失恋後毎日が何故か不安。彼がいない、一人になってしまった、この先立ち直れないかも、、、様々な事が不安に繋がるようになり常に動悸がするように。
でも自分がどれだけ泣いても落ち込んでも仕事や周りは通常運転。時間は止まってはくれない。少しづつでもどうにか前に進まなきゃ!となんとか毎日生きる日々でした。生きてるだけで精一杯って生まれて初めて思いました。
時すでに遅し→前を向く!!
伝えたかった思いは時間をかけて 言葉になったけど もう言えないから
(Cメロからのーーー。)
君といた事をなくさないように なくした事をなくさないように
どれだけ離れてもここにある 君がいるからどこまでだって
震える足でも進めるように 今も星空が広がるように
すぐにそんな風には思えなくても 動かなきゃきっと君に会えない 会いたい 会いたい
(最後のサビ!)
別れ話の時上手く自分の気持ちが言葉にできず後悔していました。でも時間が経って冷静になった時に、もっとこう言えたらなーとか最後にこれは伝えたかったなーと自分の心中で熟成された思いが言葉になりました。でもそれがもう言えないという、、やるせない(´・ω・`)
君との思い出を忘れないように、そして君がいなくなった事実を受け入れていけるように。
きっと前に進めば進むほど君といた事がなかった事のようになるのが怖かった。けど、、
でもそんな事ない。どれだけ前に進んでも君を失ったという事実を忘れない限り君は存在し続ける、という意味かなと思います。
早く彼の事を忘れなきゃと必死だったけど、忘れなくてもいいんだ、彼と付き合えて楽しかった事がたくさんあったし幸せを感じる事もたくさんできた。
彼を失ってしまった事はすごく辛いけど、この苦しみを知ったことで変われる自分がいるはず、成長できるはず。
そして彼の事を好きだった事実は間違いなく存在していて、こんなにも好きって思える人がいて幸せだったな、という気持ちに気づけて少しづつでいいから前向いてこーぜ!と思わせてくれるラストのサビでした。泣ける。
最後に。。
私の失恋後の心情を歌詞に重ねていますが、この曲はBUMP OF CHICKEN公認のラブソングではありません。あんなに曲作ってるのに公認ラブソングは数曲しかないみたいです。
藤原基央の紡ぐ言葉は、若い頃じゃ理解できなかったけど何年か後に実感できるものが多いなーと歳を重ねて感じています。
説明的でもなく、下手にかっこつけたりおしゃれぶったりするわけでもなく、熱苦しいわけでもないけどとにかく温かいのです。
冷たい言葉、投げやりな言い方の歌詞でもなぜだかとても温かい。
もちろん藤原基央の才能もだけれど、BUMP OF CHICKENというバンドが昔も今も音楽に対して誠実で切実だからこそ受け取る側がそう感じれるのだと思います。
BUMP最高やん。
是非聴いてみてくださいね♪
ありがとうございましたっ!